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からだには希望がある

2015年9月21日、国連国際平和デー当日より、ゆる体操は、誰でも指導できるようになりました。
※これを「ゆる体操の全面的オープン化」と呼んでいます。

サイトを訪問された皆様へ
私たち人類すべての人々へ向けて

第3話 「ゆる体操」が人類の身体インフラとなり得る理由とは?

(2015.01.31 公開)

 このゆるケアサイズ、その中でもゆる体操が、なぜ人類の身体インフラとなり得る可能性を持つに到ったかというと、先にも部分的に触れたように、この地球上に存在するあらゆる条件の人々にとって、その人たちの日々の脳・身体疲労を強力に解消し、健康度をさらに高めながら、同時にあらゆる能力に共通する根底的な土台をさらに高めることのできる、極めて枢要かつ根底的なファクターが存在することを、徹底した実践と研究の積み重ねにより発見し、さらに何人もの科学者・指導者の協力を得てそれらのメカニズムを解明し、その上でそれらのファクターのすべてを最高度に効率よく開発する体系的な方法を作り上げることに、成功したからなのです。

 少し難しい言い方になりますが、その枢要かつ根底的なファクターとは、私が導き出した日本語の概念では「緩解」、英語では現代の身体に関する科学・心理学・トレーニング理論が考えるリラクゼーションをはるかに越えた深いリラクゼーションと、さらにリラクゼーションという概念の想定範囲をも越えた「ゆるめること(英語ではloosening)」、ということになります。そして私たちの努力は、この「緩解」こそが人間の心身の健康から能力の根底にわたる機能を極大化する“人類普遍のファクター”であることを発見し、それらのメカニズムを解明し、それらの体系的なトレーニング法を開発した、ということです。ゆるケアサイズ、中でもゆる体操が「人類の身体インフラ」となり得る最大の理由は、ここにあります。

日本初! ゆる体操を中心とした住民主体の総合的健康づくり事業の中で心身両面での健康改善を実証

高齢化率日本一の「30年後の日本の縮図」
三重県紀南地区で

2004年 毎日新聞地方自治大賞奨励賞を受賞

●体と心、両面での健康効果を測定

効果測定:岐阜大学医学部長・清水弘之教授(当時)
  • ①体重が減少し、BMI(肥満度)が低下
  • ②中性脂肪が減少
  • ③身体健康度(総合的健康度の自己診断値)が改善
  • ④GHQ12など精神的健康度を示す各種指標が改善
  • 紀南地区地図
  • クリックすると拡大してご覧になれます。

 三重県では、紀南地区の5市町村(熊野市・御浜町・紀和町・紀宝町・鵜殿村※2003年当時)において、ゆる体操を柱とし、食事や休養などを組み合わせた健康長寿計画(2003年~2007年)を実施した。

 公衆衛生学の権威、岐阜大学医学部長・清水弘之教授の指導のもと、2003年6月から7月までの2ヶ月の期間を設定して統計学的調査を行ったところ、下記のように、BMI低下、中性脂肪減少、身体健康度の増大など様々な身体面における顕著な効果に加え、心理面でも大きな効果があったことが統計学的に実証された。

 強制をしない住民の自主的なトレーニング活動で、このような科学的に有意な効果が出たのは日本で初めてと言われている。

 県の健康長寿計画は2007(平成19)年度をもって終了し、育成された約70名のゆる体操ボランティアリーダーを中心に、活動地域を紀南地区から尾鷲市・紀北町、また県境を越えて和歌山県新宮市・田辺市・那智勝浦町へも広げ、普及推進活動が進められている。

●実施要領

  • 対象者:
  • 地域住民の内「自分が肥満だと思っている」または「肥満だと指摘されたことがある」方で、実際に*BMI値が25以上の男女54名(平均年齢約60歳)
  • *BMI(Body Mass Index)=体重(kg)÷(身長(m)×身長(m))
  • 世界共通の肥満度指標。
  • 22が標準。

実施方法: 対象者を無作為に2群に分ける

  • A群=任意参加によるゆる体操実施群
  • B群=ゆる体操の完全な非実施群
  • 測定内容:
  • 体重・血液成分などの生理・生化学的指標
  • 総合的健康度の自己診断値、GHQ12などの調査票による測定

※比較対照群の設置、また使用した測定指標についても、国際論文として通用する厳密性を保つこととした

  • 結果グラフ1
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  • 結果グラフ2
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  • 結果グラフ3
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  • 結果グラフ4
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●ゆる体操動画

 

  • 肩ユッタリ
  • 魚クネ